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縦読み 基礎編

お腹がすいたから

カレーでも食べようか。

わたあめと

りんご飴も一緒に。」

 

縦読みとは、文章中の先頭の文字だけを縦につなげていくと意味のある言葉が出来上がるというもの。

 

上の文章は、「空腹なのでカレーやわたあめを食べる」という内容の文章なのですが、これを縦読みすると

「お」腹が…

「か」レーでも…

「わ」たあめ…

「り」んご飴も… 

「おかわり」という言葉が出てきます。

パソコンやスマホでは、ほとんどの文章が横に文字が表記されるので、文の先頭を縦に読むという遊びができるのです。

 

ツイッターを始め、テレビ番組への応援メッセージなど、様々なところで見かける縦読みですが、縦読みにも美しさというものがあります。

気にしない人はそんなこと考えもしないでしょうが、私は気にして見ています。

 

そこで、

縦読みを作る時の注意ポイント」

を解説していきたいと思います。

 

・・・

 

① かなカナ仮名を統一

 

例えば、先ほどの「おかわり」の縦読みですが、「か」という字だけカタカナでした。

「おかわり」は全てひらがなで出来ている言葉なので、「か」だけカタカナであると違和感が生まれてしまいます。

ただ、日本語にはカタカナの単語も多いですし、そこまで読みにくいというわけでもないです。

 

気をつけなければならないのは、漢字が混ざってしまうことです。

 

例えば、出来上がった縦読みが「おかわり」ではなく、「お火わり」のように漢字を含むものだっとどうでしょう?

「おかわり」と読むのか「おひわり」と読むのか読み手が迷ってしまいます。

深読みしてしまうタイプの読み手であれば、漢字である火の字は仲間外れということにして、「おわり」と読んでしまうかもしれません。

出来上がる言葉がひらがなの場合、縦読みの中に漢字が混ざらないようにしましょう。

 

・・・

 

② 区切る

 

「おかわり」の縦読みは、一行目だけを読んでも、二行目だけを読んでも、文章としてしっかりしています。

 

例えば

おな

かがすいたからカレーでも食べようか。

わたあめと

りんご飴も一緒に。」

 

このように作っても、縦読みとしては成り立っているのですが、一行目のみを読んだ時、「おな」という読めない文章(単語)になってしまいます。

文章は単語の途中で切らないようにしましょう。

 

文法の話をすれば、文章は自立語から始めるようにすることが大切です。

例えば先ほどの縦読み

お腹がすいた

からカレーでも…」

このようにも分けられます。

しかし、これだと二行目の文章が「から」という付属語から始まってしまい、文章としておかしくなってしまいます。

 文章が助詞や助動詞から始まらないように文章を区切りましょう。

 

・・・

 

 ③ 漢字のひらがな表記

 

本来漢字で書くべき単語を、縦読みに組み込む都合上ひらがなで書いてしまう。

例えば

さかみちを

駆け上がったら

もうすぐそばだ。

凛々しく猛々しい海が見える。」

という文章があったとします。

縦読みすると「さ駆も凛」、ひらがなに直すと「さかもり」、「酒盛り」となります。

この文章では、「駆け上がる」や「凛々しい」、「猛々しい」など難しい漢字が使われているのですが、一行目のみ「坂道」という単語がひらがなで書かれています。

もし「坂」という字が使われていたら「坂駆も凛」となってしまいます。

文章中で「坂」を「さか」と読んでいたので、「さかかもり」と読めてしまいます。

また、「坂」という字は「ハン」とも読めるので、「酒盛り」を連想しにくくなってしまいます。

 

より美しいのは

坂道を駆け上がったら

もうすぐそばだ。

凛々しく猛々しい海が見える。」

という文章でしょう。

前の形でも意味は伝わりますし、それでも大丈夫なのですが、人によってはあまり美しく感じないこともあると思います。

 

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まとめ

 

①『出来上がった縦読みが、ちゃんと読める日本語になっているか気をつける。』

 

②『単語の途中で切らず、単語の終わりで区切るようにする。
各行の開始は名詞や動詞、形容詞などの自立語から始める。』

 

③『漢字はなるべく漢字で書くようにする。
特に簡単な漢字には気をつける。』

 

 

 

人によってセンスは様々なので、これはあくまで個人的に美しいと思う形です。

何かの参考になれば幸いです。